厳しい寒さも少しずつ和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。
日中、窓からぽかぽかとした暖かい日差しを感じると、外へ出てお花見やピクニック、お散歩をしたくなる方も多いのではないでしょうか?
しかし、様々な理由によって外出する頻度が少ない高齢者も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、高齢者が自宅でも楽しめる簡単なレクリエーションをご紹介いたします。
また、3月4日にそふまるから発売となる春の限定商品も特集します。
昨年も好評だった商品ですので、ぜひ最後までお読みいただき、春の訪れを楽しむきっかけとなれば幸いです。
自宅でも春を感じよう
春は暖かく過ごしやすい日が多いので、桜が咲いたり木々が鮮やかな緑色に芽吹いたり、お出かけしたくなる季節でもありますよね。
外出の機会が少なくなりがちな高齢者ですが、多くの介護施設では、定期的に季節の行事やレクリエーションを行っています。
定期的に季節の行事やレクリエーションを取り入れることは、単調な生活を送りがちな被介護者にとって、季節の移ろいを実感したり、過去の思い出を振り返ったりすることに繋がります。
また、「春といえば桜が綺麗だからお花見したいな」「春が来るのが楽しみだな」と思ってもらえれば、日々のマンネリ化を防ぎ、明るく生き生きとした生活を送ることができるはずです。
レクリエーションは暮らしに彩りを与えてくれるだけでなく、認知機能の維持にも効果的です。
高齢者におすすめのレクリエーション2選
ここでは、自宅で高齢者と楽しめるレクリエーションを2つご紹介します。【献立ゲーム】
献立ゲームは、1日分(3食分)の献立を考えていくゲームです。
〈方法〉
①朝食・昼食・夕食に分かれた簡単な表を作成したシートと、主食・主菜・果物・乳製品などのメニューのイラストや写真を切り取ったカードを用意します。
②まずは1日の献立を考え、メニューカードをシートに並べて献立表を作ります。
③食事バランスのガイド※(1日に何をどれくらい食べれば良いのか、望ましい食事の組み合わせや量をわかりやすく示したもの)をもとに献立を作り直していきます。
※農林水産省 「食事バランスガイドについて」(外部サイト)
献立ゲームはコミュニケーションを取りながら、普段の食生活の栄養バランスについて見直すきっかけにもなります。
献立を考えながら、「旬の食材を取り入れたい!」「ちょっと豪華すぎる献立かも?」といった会話も楽しみながら食事の摂り方を学ぶことができます。
【春にまつわるクイズ】
介護施設でも様々なレクリエーションが実施されていますが、中でも頭を使うクイズ形式のレクリエーションは特に人気です。
施設の利用者やご家族と楽しみながらクイズを解くことで、人とのコミュニケーションを通じて脳の活性化が期待できます。
以下は春にまつわるクイズの例題です。
オリジナルでクイズを考えてバリエーションを増やすと盛り上がると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
A:巻きがしっかりと詰まっていて重たいもの
B:芯の切り口が小さく、巻きのゆるいもの
答え:B (春キャベツは巻きがゆるくふんわりしたもの、冬キャベツはAが正解)
A:野菜
B:果物
答え:A メロンやスイカと同様に実は「野菜」に分類されています。樹に実らず、地面に張って育つところが共通点。
A:福島県/三春滝桜
B:岐阜県/根尾谷墨桜
C:山梨県/山高神代桜
答え:C エドヒガンザクラという種類で、樹齢はなんと2,000年。 日本最古、最大級を誇る桜。
クイズを行うことで、記憶を蘇らせるので、認知機能や記憶力が養われ、認知症の予防にもなります。
また複数人とのレクリエーションは脳のトレーニングだけでなくコミュニケーションが活発に行われるのも魅力です。
協力しながら出した答えが正解していれば、大きな達成感も感じられるはずです。
春を味わえる「さくら御膳」と「鯛めし」新発売!
そふまるでは、高齢者も安心してお召し上がりいただける「さくら御膳」と「やわらか鯛めし」を発売します。
「さくら御膳」は、自宅はもちろんお花見向けのお弁当として高齢者にも春を感じていただけるような贅沢な御膳です。
華やかなさくら寿司をメインに、春が旬の食材でもある菜の花のお浸しや縁起の良い金目鯛の照り焼きなど、彩りや栄養バランスも考慮したおかずを詰め合わせています。
・さくら寿司
北海道産ななつぼし使用。甘味と粘りのバランスが良いななつぼしは、冷めても美味しく、お米に艶とコシがあります。桜の花と葉が入っており、桜の香りと味を楽しめます。さらに、季節や彩りを感じる筍、れんこん、人参が入っています。
・金目鯛の照り焼き
色鮮やかな金目鯛をかつおと昆布だしの旨味を効かせた照焼きにすることで、上品な味わいに仕上げました。
・鶏の唐揚げ甘辛あん
お弁当の定番の唐揚げに甘辛あんが相性抜群のそふまるの人気商品です。
・里芋と厚揚げの煮物
素材の味わいが引き立つように薄味で仕上げ、里芋のホクホク感が味わえる煮物です。
・菜の花のお浸し
春の訪れを感じる菜の花を優しい味付けのお浸しにしました。
・出汁巻き玉子
出汁の香りにこだわった、ふっくらジューシーな食感の玉子焼きです。
さくら御膳の詳細はこちら
今なら、さくら御膳ご購入で、もちプリンを1個プレゼント!
そふまるで人気のソフトもちを、ご家族みんなで召し上がっていただけるデザートにした「もちプリン」をお試しいただけるチャンスです。
もち米粉を使用しているので、おもちの風味はそのままに粘りを抑えた製法で飲み込みやすく仕上げています。
小豆ときなこの2種類の味がありますが、どちらが届くかはお楽しみです。
さくら御膳の食後やおやつにもピッタリのデザートです。
もちプリン6個入り(あずき・きなこ)
UDF区分:「容易にかめる」
おもちが好きな方はもちろん、食べづらいと感じる方に安心してお召し上がりいただけるように粘りやべたつきを抑えた飲み込みやすさが特徴の「スプーンで食べるおもち」のもちプリンです。
愛媛県宇和海産の真鯛の出汁を使用してごはんをやわらかく炊き上げました。
鯛は蒸し焼きで調理しているので、ふっくらと食べやすい仕上がりです。
やわらか鯛めしの詳細はこちら
そふまるでは旬の食材を使用した様々なレシピを考案しています。
栄養たっぷりの新じゃがは、ビタミンを流出させないために、皮をつけたまま調理しています。
山椒味噌と合わせた春らしい料理です。
山椒味噌は、山椒の実を使って加熱して手間がかかりますが、今回は山椒の粉を使用しています。レンジで簡単に作れるレシピですのでぜひチェックしてみてくださいね。
【新じゃがの簡単木の芽味味噌かけ】レシピはこちら
今回は、高齢者が自宅でも楽しめる簡単なレクリエーションと、高齢者にも春を感じていただける新商品のご紹介をしました。
なかなか外出できない高齢者にも今回ご紹介したレクリエーションや食事を通して、春の陽気と共に、笑いある楽しいひとときや、季節の移ろいを幸せに感じられるような穏やかなひとときを、過ごしていただけると幸いです。
監修者
上田 稚子(Ueda Wakako) 管理栄養士
大学卒業後、管理栄養士として亜急性期病院にて幅広いライフステージ、様々な疾患に応じた栄養指導をしてきました。
現在は、名阪食品株式会社にて介護食ブランド「そふまる」の研究開発に携わっています。